老人に多い皮膚疾患 |
1) |
湿疹群およびその類症 |
2) |
真菌性皮膚疾患:白癬、皮膚カンジダ症 |
3) |
ウィルス性皮膚疾患:帯状疱疹、単純性疱疹 |
4) |
皮膚掻痒症:老人性皮膚掻痒症 |
5) |
皮膚腫瘍 |
6) |
動物性皮膚疾患:虫刺症、疥癬 |
7) |
薬疹 |
8) |
蕁麻疹群 |
9) |
角化症::鶏眼、胼胝 |
10) |
脂腺・汗腺分泌異常:汗疹 |
11) |
痒疹群 |
12) |
膿皮症(細菌感染症) |
13) |
温熱寒冷化学障害:熱傷など |
14) |
炎症性角化症:尋常性乾癬など |
15) |
皮膚壊疽:褥瘡、糖尿病性壊疽、ASO |
16) |
紫斑病 |
17) |
爪疾患:爪白癬、カンジダ性爪炎、陥入爪 |
18) |
色素異常症 |
19) |
紅斑症:多型紅斑、結節性紅斑など |
20) |
中毒疹 |
その他:水疱症:類天疱瘡、天疱瘡 |
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老人に見られる水疱症 |
水疱性類天疱瘡 |
高齢者に多い、大きい緊満性水疱 |
天疱瘡
尋常性天疱瘡 |
弛緩性水疱糜爛 |
落葉状天疱瘡 |
表在性水疱糜爛 |
後天性表皮水疱症 |
大きな水疱、瘢痕形成 |
治療 |
いずれもステロイド内服を要する、副作用に注意 |
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薬疹の原因となった抗生剤 |
1位 |
セフェム系 (29.8%) |
2位 |
ペニシリン系 (21.1%) |
3位 |
キノロン系 (17.5%) |
3位 |
カルバペネム系 (17.5%) |
4位 |
マクロライド系 (7.0%) |
(3~4位が増加している)
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薬疹の原因となった循環器治療薬 |
Ca拮抗剤 |
(37.5%) |
血管拡張剤 |
(20.8%) |
ACE阻害剤 |
(16.7%) |
高脂血症治療薬 |
(12.5%) |
非サイアザイド系利尿薬 |
(4.2%) |
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高齢者にみられる薬疹の発疹型 |
紅斑丘疹形 |
(36.8%) |
多型紅斑型 |
(12.6%) |
湿疹型 |
(5.6%) |
紅皮症型 |
(5.4%) |
固定疹型 |
(4.9%) |
* |
扁平苔癬型、光線過敏型、乾癬型が増加
循環器治療薬の影響
Ca拮抗剤では乾癬型が多い |
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老人に多い皮膚腫瘍 |
脂漏性角化症 |
老人性疣贅。頭部、顔面、体幹などに多い。
粟粒大から大豆大の疣状、角化性丘疹。
放置しても良い。 |
癌前駆症、
老人性角化症 |
顔面、手背など日光露出部に多い、角化性紅斑性局面。
放置すると有棘細胞癌へ進行する。 |
表皮内癌、
ボーエン病 |
体幹、四肢に赤褐色の固い斑を生じる。
内臓悪性腫瘍を合併することもある。
放置すると有棘細胞癌へ進行。 |
ページェット病 |
乳房、腋窩、外陰部に境界不明の紅斑、びらんを生じる。乳房発生は乳癌として治療する。
進行するとリンパ節転移、全身転移する。 |
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老人に多い皮膚悪性腫瘍 |
基底細胞癌
(BCC) |
顔面に好発する黒色斑、時に潰瘍化。転移は殆ど起こらない。切除すれば全身的には問題なし。 |
有棘細胞癌
(SCC) |
顔面、手背などの露出部の難治性潰瘍あるは腫瘍。 悪臭が強い。放置するとリンパ節転移、全身転移する。 |
悪性黒色腫
(メラノーマ) |
色素細胞、母斑細胞、悪性黒子より発生。
下肢特に足底に多い。頭頚顔、口腔、眼球に発生する。
生検は禁忌。最も悪性で転移しやすく、放置すると予後不良。 |
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